企業でPythonを使用していると、PIPなどのコマンドラインが上手く動かないことがあります。
通常、一般の会社では外部のインターネットを閲覧する際にプロキシサーバーを経由します。
このブログでは企業のシステム情報担当者を読者に想定しているため
今日の記事ではプロキシの設定の仕方を学びます。
Proxyを調べる
プロキシの値がわかっていればこの手順は不要です。
直のアドレスではなく、自動構成スクリプトで設定されている場合は
import urllib.request
urllib.request.getproxies()
で調べることが出来ます。
PythonのPIPでのProxy設定
PIPでのプロキシは、--proxyオプションでプロキシサーバーを指定します。
pip install モジュール --proxy=http://user:pass@fooooo.proxy.local:8080
環境変数にプロキシを追加することでもいけるようです。
set HTTP_PROXY=http://user:pass@fooooo.proxy.local:8080
set HTTPS_PROXY=http://user:pass@fooooo.proxy.local:8080
AnacondaのCondaでのProxy設定
Anacondaのproxy設定は.「.condarc」ファイルに記述します。
デフォルトではありませんので、Anacondaのインストールフォルダにテキストを作り
下記を保存しましょう。(インデントは忘れずに)
proxy_servers:
http: http://[プロキシアドレス]:[ポート番号]
https: https://[プロキシアドレス]:[ポート番号]
requestsライブラリのProxy設定
スクレイピングで利用するrequestsライブラリにもプロキシの設定が必要です。
これはgetメソッドを実行するときに引数proxiesを指定してあげればOKです。
import requests
net_proxies = {'http': 'proxyserver:8080',
'https': 'proxyserver:8080'
}
html = requests.get(url, proxies=net_proxies)
まとめ
何番煎じかわかりませんが、Python系のプロキシ設定でつまりそうなポイントを列挙しました。
プロキシは意外といろいろなところで影響してくるので案外あなどれません。
通信関係でエラーが帰ってきたら疑うようにしましょう。
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